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側弯症で肩や腰がつらい方へ
前橋市にお住まいの20代保育士の女性のお客様のケースをご紹介します。
テーマは「側弯症から来る肩や腰の痛み」。
同じように側弯症による不調でお困りの方の参考になれば幸いです。
こんにちは、群馬県高崎市箕郷町の整体ゆあさです。
側弯症とは?
思春期に多い背骨のねじれ
側弯症とは、背骨が左右に曲がりながら同時にねじれてしまう状態を指します。
日本でも小中学生を対象とした学校健診でチェックされる代表的な姿勢異常です。
特に多いのは思春期の女の子。成長期に急激に背が伸びる際、筋肉や靭帯のバランスが崩れることで発症しやすくなります。男子にも見られますが、女性は発症率が高く、進行もしやすいといわれています。
側弯症の特徴と見た目の変化
- 肩甲骨の高さが左右で違う
- 肋骨が片側だけ出っ張る
- 骨盤の傾き
- 姿勢の崩れ(猫背や反り腰)
進行すると肺や心臓が圧迫され、呼吸が浅くなることもあります。軽度では自覚症状が少なく、放置すると20歳以降に肩こり・腰痛・頭痛・しびれなどの不調が出やすくなります。
側弯症の種類と特徴|まとめ表
種類 | 特徴 | 発症年齢の目安 | 男女比 | 主な症状 | 整体的視点(アプローチ) |
---|---|---|---|---|---|
特発性側弯症 | 最も多いタイプ。原因不明で思春期に多発。肩や骨盤の高さの違い、肋骨の出っ張りが目立つ。 | 10〜14歳(思春期) | 女子に多く、男子の約5〜6倍 | 肩こり、腰痛、背中の張り、姿勢不良、呼吸が浅い | 骨盤や肩甲骨のバランス調整、肋骨の可動域改善、呼吸指導、生活習慣の見直しで進行予防。 |
機能性側弯症 | 足の長さの違い(脚長差)、骨盤の歪み、スポーツや仕事での偏った体の使い方から起こる。 | 幅広い(小学生〜成人) | 男女差はほぼ同じ | 腰痛、股関節痛、歩行の左右差、筋肉のこわばり | 骨盤矯正、下半身の筋肉バランス調整、歩行・姿勢指導。原因を取り除けば改善が期待できる。 |
先天性側弯症 | 生まれつき背骨の形成異常があり、成長とともに進行。幼少期に発見されることが多い。 | 乳児期〜幼少期 | 男女差はほぼ同じ | 成長に伴う姿勢の崩れ、体幹のバランス不良、呼吸のしづらさ | 医療的管理が中心。整体では筋肉や関節の柔軟性を高め、痛みの軽減や日常動作のサポート。 |
症候性側弯症 | 神経・筋疾患や他の病気に伴って起こる。例:筋ジストロフィー、脳性麻痺など。 | 小児期〜青年期(基礎疾患に依存) | 男女差は疾患により異なる | 疾患による筋力低下、歩行困難、呼吸・循環の不調 | 根本疾患の治療が必要。整体では補助的に姿勢保持、呼吸や循環のサポートを目的に施術。 |
側弯症セルフチェック方法
前屈テスト(アダムス・フォワードベンドテスト)
- 足をそろえてまっすぐ立つ
- ゆっくりと前におじぎをするように前屈
- 背中や腰の左右差を観察
チェックポイント
- 片側の背中や肋骨が盛り上がって見える
- 腰の高さが左右で違う
- 肩甲骨が片方だけ出っ張っている
肩や骨盤の高さチェック
- 両肩の高さに差がある
- 骨盤の高さが左右で違う
- ウエストラインのくびれが片方だけ浅い
姿勢全体の観察
- 立っているだけで体が片側に傾いている
- 猫背や反り腰が目立つ
- 顎が中心からずれている
側弯症セルフチェック表
チェック項目 / チェック欄
- 前屈したときに背中や肋骨が片側だけ盛り上がって見える □
- 肩の高さが左右で違う □
- 骨盤(腰骨)の高さが左右でズレている □
- ウエストラインのくびれが片方だけ浅い □
- 立ったときに体が片側に傾いて見える □
- 猫背や反り腰が強い □
- 顎の位置が体の中心からずれている □
三つ以上当てはまる場合は、専門機関での検査や整体での相談をおすすめします。
側弯症による症例(前橋市20代女性 保育士)
ご来院の経緯
前橋市在住の20代保育士の女性。
側弯症による慢性的な腰のハリと肩こりで悩まれていました。
ご家族の紹介で当院を受診し、検査では肋骨のねじれや顎の歪みも強く確認できました。
改善経過
数回の整体施術とセルフリハビリを続けた結果、現在は月に1回のメンテナンス整体で体調を維持。
「体の辛さは時々あるが、リハビリをするとほとんど気にならなくなる」まで改善しました。
側弯症改善の整体アプローチ
成長期後でもできること
成長期を過ぎた背骨自体の曲がりを戻すのは難しいですが、首・腕・骨盤・足のねじれを整えることで筋肉が動きやすくなり、痛みを軽減できます。
整体ゆあさの施術ポイント
- 骨盤矯正で左右バランスを調整
- 肋骨・肩甲骨の動きを改善
- 首・顎の歪みを整え自律神経への負担を軽減
- 足裏バランスや歩行のクセを修正
- セルフリハビリ指導で再発予防
まとめ|側弯症による肩こり・腰痛でお悩みの方へ
側弯症は背骨のねじれだけでなく、全身のバランスに影響する症状です。
側弯症による肩こり・腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度「整体ゆあさ」にご相談ください。
あなたの体に合わせた整体で、快適な日常生活をサポートします。