
「両腕が上がらない」「肩がつまって動かしにくい」――こうした症状を感じると、多くの方は「五十肩では?」と不安を抱えます。
しかし、実際に両腕が同時に挙げづらい場合は五十肩とは異なる原因が隠れていることが多いのです。
五十肩との違い
五十肩(肩関節周囲炎)は片側に出ることが多く、両側同時に起きるのは稀です。もし両腕に同時に症状がある場合は、首や肩甲骨、骨盤など身体全体のゆがみを疑う必要があります。
目次
日常動作に潜む原因|両腕の使い方と不調の関係
動作 | 腕の使い方 | 不調につながる理由 |
---|---|---|
スマホ操作 | 両腕を前に突き出し、肘を曲げたまま固定 | 肩甲骨が前に引っ張られ、猫背・巻き肩が強まり、腕が上がりにくくなる |
パソコン作業 | キーボードに腕を置き、内側にねじり続ける | 前傾姿勢で胸が縮み、肩や首まわりの可動域が低下する |
買い物やトレーを持つ | 両腕で重さを支え続ける | 腕や肩に力が入りっぱなしで、筋肉が硬直し可動域が狭くなる |
掃除・洗濯・料理 | 同じ方向に腕を前後へ繰り返し動かす | 反復動作で肩甲骨の動きが制限され、腕が挙がりづらくなる |
荷物を片側で持つ | 片腕だけで負担を受ける | 身体のバランスが崩れ、左右差が強まり両腕に影響が出る |
電車でつり革を持つ | 片腕を長時間挙げた状態 | 首や肩が緊張し続け、下ろした後に両腕の動きに制限が残る |
腕組み・肘つき | 肘や腕を前で固定する | 胸が閉じて呼吸が浅くなり、肩関節の柔軟性が失われる |
✅ セルフチェックリスト|あなたの両腕の使い方は大丈夫?
次の項目にいくつ当てはまりますか?
- スマホを長時間片手または両手で操作している
- パソコン作業で肩が前に出ていると感じる
- 買い物袋や荷物をいつも同じ側の腕で持っている
- 料理や掃除で腕を前に出す動作が多い
- 椅子に座るときに無意識に腕を組んでいる
- 電車やバスでつり革を長時間同じ腕で持つことが多い
- 深呼吸をしても胸が大きく広がらない
- 最近、両腕を上げると「重い」「つっかえる」感覚がある
✅ 3つ以上当てはまる場合は、両腕が挙がりづらくなるリスクが高い状態です。
日常のクセを見直すとともに、早めに体のバランスを整えることが大切です。
症例紹介|安中市50代女性・接客業のお客様
ご相談内容
「両腕が上がらず、五十肩かもしれない」と来院されました。接客業で腕を使うことが多く、日常生活や仕事に支障が出ていたそうです。
検査と施術
- 肩甲骨と背中まわりの動きが低下
- 姿勢が猫背ぎみで、首と腰の連動も悪い
施術前は肩関節そのものではなく、全身の連動不足が強い要因でした。
改善の経過
数回の施術で胸が開き、呼吸が深くなり、両腕がスムーズに挙がるように改善。今では「肩が軽く、仕事も楽にできる」と笑顔でお話しいただけています。
高崎市整体ゆあさでのアプローチ
手首・腕・肩甲骨の調整
整体ゆあさでは、まず土台である腕や肩甲骨の動きを整え、肩関節への余計な負担を軽減します。
胸まわりと呼吸の改善
胸郭や横隔膜の柔軟性を回復させることで、呼吸が深くなり、姿勢が整いやすくなります。結果として、両腕の動きもスムーズになります。
全身のゆがみ調整
首・骨盤・腰の連動を回復させることで、再び両腕が自然に挙げられる状態をつくります。
まとめ
両腕が上がらない原因は、必ずしも「肩そのもの」にあるわけではありません。肩甲骨・首・骨盤・姿勢のゆがみが複雑に関係しています。
もしセルフチェックで当てはまる項目が多かった方や、「両腕が重い・つっかえる感覚がある」という方は、日常の使い方を見直すとともに、早めに専門的なケアを受けることをおすすめします。
高崎市の整体ゆあさでは、全身のつながりを重視した施術で、両腕の挙げづらさを改善し、姿勢や呼吸まで整えていきます。
肩や腕の不調でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。